仮想通貨のレバレッジとは?メリット・デメリットとおすすめ取引所を比較

レバレッジ取引という注文方法を知っていますか?レバレッジ取引は有効に使えば少ない資本で価格の上昇・下落両方のタイミングで大きな利益を出す事ができる面白い手法です。

本記事ではそんなレバレッジ取引が持つメリットやそれに伴うデメリット、またお勧めの取引所などを紹介します。

現物取引だけでなくレバレッジ取引の方法を理解できれば、投資の選択が大きく広がるので参考にして見てください。

Coincheck

仮想通貨のレバレッジとは?

ビットコインと?

レバレッジとは、元本(証拠金)を資本に元本以上の仮想通貨を一時的に借りて大きな取引を可能にする方法です。例えば、10万円分のBTCを持っていて、50万円分の仮想通貨の取引を行う場合はレバレッジ5倍というように表します。

レバレッジ取引のメリット

レバレッジ取引では、元本を元手に大きな取引が出来たり、現物取引では出来ない価格の下落時に利益を狙う事が出来るメリットが有ります。

実力以上の取引ができる。

レバレッジ取引の最大のメリットは少ない資本で大きなリターンを狙う事ができる点です。通常の現物取引では10万円のBTCを購入して20%価格が値上がりしても利益は2万円です。しかし、レバレッジ取引時に10万円を元手にレバレッジを5倍にして取引をした際に価格が20%上昇した場合は利益が10万円になります。

このように、振り幅が大きければ大きいほど大きなリターンを得る事ができるという特徴が有ります。

価格が下落していても利益を狙う事ができる

現物取引は安く買って高く売る事でのみ利益を出す事が出来ます。しかしレバレッジ取引の場合価格の下落時にも利益を出すことが出来ます。

レバレッジ取引では、価格の上昇時に利益を狙う方法をロング、下落時はショートという風に呼びます。

売りで利益を儲けるというのは、例えば以下のような順序です。この説明の際のBTC価格は1BTC=100万円で考えてください。

  1. 20万円を証拠金として100万円分のBTCを一時的に借ります
  2. 借りたBTCを市場で売却し、現金で約100万円を手に入れます。
  3. 価格が下落してBTCの価格が50万円になったのでこのBTCを再度購入します。
  4. 大元から借りたのは1BTCのため、借りたBTCを返却します。
  5. 手元に残った50万円が自分の利益となります。

というような順序です。

借金を背負うことは基本的に無い

通常FXや信用取引を行なっている取引所は、証拠金維持率を割るとレバレッジ取引が出来なくなり、追加でお金を入れて証拠金維持率を保たないと証拠金を含めて全て没収されてしまいます。

また50万円を証拠金にして150万円を借り、60万円の損失を出してしまった場合、大元にお金を返しても10万円の負債を背負うこととなり、借金としてお金を返す必要が出てきます。

しかし仮想通貨でのレバレッジ取引の場合は証拠金の維持率が高かったり、追従を無くしている取引所が多いため、基本的には証拠金を割るとロスカットされ借金まで背負わされることは有りません。

とはいえレバレッジ取引を行う場合は取引所のルールを確認しておきしょう。

レバレッジ取引のデメリット

レバレッジ取引は大元から資金を借りて大きな取引を行う手法です。そのため大きなリターンを得られるメリットの代わりに大きなリスクが有るということも理解しておく必要が有るでしょう。

ハイリスク

メリットのところで大きなリターンを得ることが出来ると言いましたが、予想と反して値動きが逆に動いてしまった場合、損失も同じように大きくなります。

例えば20万円を証拠金として100万円の取引を行なった際に20%値上がりしたら20万円の儲けですが、20%値下がりしたらロスカットされ証拠金が全てなくなってしまいます。

そのため、レバレッジ取引を行う場合は、掛け金以上の利益を得られる分それと同等のリスクを背負っていることを理解しておく必要が有ります。

手数料が高い

レバレッジ取引が出来るのは、証拠金を元手に運営がレバレッジ分の現物を貸してくれるからです。そのため、借りている日数に対して手数料を運営に支払う必要があります。

取引所毎に手数料の値段は違いますが、基本的には1日辺り借りている金額の0.04%の手数料を自動的に徴収されます。

そのため、長期間にわたって価格の値動きを待つのではなく、短期間での値動きを期待する場合に行う取引で有ることを理解しておきましょう。

操作が難しい

レバレッジ取引は現物取引と比較してチャートの見方や注文方法が特殊な上に取引所毎に独自の指標を採用していたりなど投資の初心者が行うにはハードルの高い取引方法となります。

そのためレバレッジ取引を行なってみたいと考えている初心者の方は、まずは現物取引で基本的な注文方法や取引の方法を学んだ上で少額のレバレッジで試して見ると良いでしょう。

仮想通貨のレバレッジ取引のポイント

ポイント
メリットとデメリットを踏まえて仮想通貨のレバレッジ取引を行う際は以下のポイントを押さえて置くと予想外のリスクを低減させる事が出来るため重要であると思います。

1.ハイリスクで有ることを理解する

レバレッジ取引がハイリスクで有ることは分かっていても、自分ならリターンを得られる可能性の方が高いだろうと難しい盤面でも感情的に考えてしまう場合が有ります。

このような自分にとって都合の悪い、もしくはマイナスの情報を過小評価することを正常性バイアスと呼びますが、自分なら大丈夫という考えて取引をしても大抵の場合は失敗してしまいます。

仮想通貨のレバレッジの場合、負債まで抱えることは有りませんが元本を全て失ってしまう可能性があることは常に頭に入れておいた方が良いでしょう。

2.取引所のルールを理解する

レバレッジ取引について理解していても、取引所毎の証拠金維持率や追証の有無、ロスカットに使用される指標などについて具体的に理解せずにポジションを持ってしまっていると思わぬところで利益を逃したり、資金を溶かしてしまう事があります。事前に理解しておけば避けされるリスクは把握して置く事が重要です。

3.短期で勝負をする

レバレッジは長期で行うと手数料の観点からあまり推奨できません。そのため短期で利益を上げたいと考える場合のみ有効と考えて取引すると良いでしょう。

レバレッジ取引におすすめの取引所

レバレッジ取引をお勧めできる取引所の基準として1.セキュリティーが高い 2.負債を抱えない 3.多様な仮想通貨・レバレッジ率の3点が優れている必要が有ります。

ここでは上記3つの点で優れた国内外の3つの取引所を紹介します。

GMOコイン

GMOコイン
公式サイト:https://coin.z.com/jp/

GMOコインはGMOインターネットグループが運営している取引所で、セキュリティーや多数の仮想通貨でレバレッジ取引が出来る点で人気です。

レバレッジは4倍。証拠金維持率は75%でその数値を下回った場合は強制的にロスカットされます。また追従もありません。

対応している仮想通貨は日本円建てでBTC・ETH・XRP・BCH・LTCの5種類です。

レバレッジ手数料として1日 0.04%の支払いが必要です。

DMMビットコイン

DMMBitcoin
公式サイト:https://bitcoin.dmm.com/

DMMビットコインは様々な事業を手がけるDMMグループが運営している取引所です。

レバレッジ倍率は最大4倍ですが、日本円とBTC建でBTC・ETH・XRP・BCH・LTC・NEM・ETCと7種類の仮想通貨で取引することが可能です。証拠金維持率は80%で追証も有ります。

レバレッジ手数料として1日 0.04%の支払いが必要です。

BitMEX

BitMex
BitMEXは香港に拠点を置く仮想通貨取引所で、100倍のレバレッジを行うことができる独特な取引所です。

8種類の仮想通貨でレバレッジ取引を行うことが可能で、仮想通貨毎に最大レバレッジ倍率が違います。

  • XRP・EOS・BCH・TRX・ADAが20倍
  • LTCが30倍
  • ETHが50倍
  • BTCが100倍

高いレバレッジにもかかわらず、証拠金維持率は50%で追証も有りません。そのため借金までは背負うことがないので安心です。

指値注文に当たるmaker手数料は0.025%、成行注文にあたりtaker手数料は0.075%です。

BitMEXはロスカットの基準値に独自のマーク価格という指標を利用しており、BitMEXを利用する場合は特に独自ルールについて理解して置く必要があります。

まとめ

・レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターン
・価格の下落時でも利益を出す事が出来る
・手数料の関係から短期間の取引に向いている
・初心者には難しい取引方法

レバレッジ取引は素人目に見ると難しい取引方法ですが、レバレッジを掛けるからこそ現物とは違う手段で利益を出す事が出来るため様々な市場状況で友好的な取引主張です。

注文方法や取引所独自のルールを把握する必要があるため事前の予習は必須ですが、興味がある方はまずは少額で試してみて操作方法やレバレッジ取引の利点を自分で触って理解するところから初めてみましょう。