手数料の安い取引所ってどこ?
国内に無いマイナー通貨を発掘したい…
日本人取引規制は大丈夫なの?
もしかしてあなたは、上記のような理由からKucoinを見つけ、興味を持っているのではないでしょうか。確かにKucoinは手数料が安く、幅広い通貨を取り扱う海外の取引所として有名です。
この記事ではKucoinについての特徴・メリット・デメリット。そして最近の日本人取引規制まで詳しく説明します。
この記事を最後まで読めば、Kucoinが一体どんな取引所なのか。最近話題になっている日本人の取引規制についても全て理解していただけるでしょう。


目次
1. 特徴
Kucoinの主な特徴に関しては以下の3つがあります。
- 香港の取引所
- 独自の通貨KCSを発行している
- 80種類以上の通貨が取引可能
これら特徴について以下で詳しく説明します。
1-1. 香港の取引所
kucoinは香港に拠点を置く取引所です。非常に使いやすく、1日のユーザー登録者数が100,000人もあることから、第二のBinanceとも言われる取引所として知られています。
1-2. 独自の通貨KCSを発行している
kucoinは取引所としての機能だけではなく、Kucoin Shares(KCS)という独自の通貨も発行しています。このKCSは保有しておくことで、手数料の割引、配当、など様々なメリットがあります。
1-3. 80種類以上の通貨が取引可能
現在でもメジャーな通貨からマイナー通貨まで80種類以上の幅広い通貨を取り扱っています。さらには、2018年12月までに約1,000種類の仮想通貨の上場も目標であるそうです。
2. メリット
2.紹介制度があり、報酬がもらえる
3.保有しているKCSの割合に応じて配当がもらえる
2-1. 手数料が安い
kucoinの取引手数料は非常に安く、購入額の0.1%となっています。
他の有名な取引所、Bittrex(0.25%)、Poloniex(0.15~0.25%)と比べてみてもKucoinの手数料が安いということがわかります。
さらに、KCSの保有量に応じて最大30%(実質0.07%)まで取引手数料を安くすることが可能になります。
2-2. 紹介制度があり、報酬がもらえる
他人にkucoinを紹介し、登録して取引をしてもらうことで報酬がもらえるというアフィリエイトシステムがあるのです。
例えば、
- 自分がAさんを紹介すると、Aさんの取引手数料の20%の報酬が自分入ってくきます。
- さらに、自分の紹介したAさんが、新たにBさんを紹介すると、Bさんの取引手数料の12%の酬が自分に入ってきます。
- そしてさらに、Bさんが新たにCさんを紹介すると、Cさんの手数料の8%の報酬が自分に入ってきます。
というマルチ商法的ではありますが、他人を紹介し、Kucoinを使ってもらうことで報酬が入るというアフィリエイトシステムがあります。
2-3. 保有しているKCSの割合に応じて配当がもらえる
Kucoin独自の通貨であるKCSを保有しておくことで、取引手数料の売上の50%が全てのKCSホルダーに分配されるという仕組みがあります。今後Kucoinが幅広く活用され、取引高が上がればさらに配当も多くなるでしょう。

3. デメリット
2.日本人の締め出しが行われる
3.KCS保有により発生するはずの配当が支払われていない。
3-1. 中国での法規制の影響を受ける可能性がある
中国では、基本的に仮想通貨取引が全面的に禁止になっています。そのため、仮想通貨取引所の閉鎖や、ICO規制がされました。
香港自体は中国本土とは別の政治形態を取っており、仮想通貨の規制も現在はされていません。しかし、中国政府による仮想通貨規制が行われる可能性も低くはありません。なので、いつKucoinも中国政府によって規制されるかわりません。
Kucoin規制の可能性を考慮すると、Kucoin一か所集中して投資するのではなく、他の取引所も利用し、資産を分散させて守ることが大切になるでしょう。
3-2. 日本人の締め出しが行われる
最近では、Kucoin日本人の利用停止されたとの情報も広がっています。Kucoin公式サイトでのお知らせを要約すると、
「日本からのKYC確認リクエストが日本の法律の要件によりすべて拒否されたため、日本語はサポートの暗号化取引サービスを終了します。」
ということであり、Hitbtc同様に、日本人の締め出しが行われているようです。

3-3. KCS保有により発生するはずの配当が支払われていない
Kucoinの特徴でもある、保有しているKCSの割合に応じて配当がもらえるという制度について、システム上のトラブルにより、配当が支払われていなかったという問題もあったようです。
Kucoinのredditを見てみると、その問題は現在は解決されているそうですが、このようなトラブルが起こると信頼度は下がってしまいます。
4. 評価
4-1. Twitterでの意見
Kucoinは日本人向けサービス停止との情報でビビったけど、チャットサポートで聞いたら「KYCを受け付けない」のと、「日本語サポートがなくなる」だけで、利用できるとのお返事をいただきました。
— きのこ (@Jahmane333i) June 29, 2018

誠に遺憾。
Kucoinでの日本ユーザー利用停止が決まりました。
なお、こういう場合は、(詐欺取引所ではない場合、)出金期間があるので安心しましょう。ちなみに他で注意すべき大手がBinance, OKEX, Bitfinex, ZB
なぜか?
日本の金融庁と協力関係を築いて将来日本進出したいからかと。
必然よ。— ゼットマン🎰💫 (@maru_cpa) June 28, 2018

#kucoin 弾かれてる???
入れなくなった。ちょっとだけコインがあったけど仕方ないかな。でも出金猶予無いなら悪質やない?😇— Angocoin (@Angocoin) June 28, 2018

Twitter上の評価ではやはり、Kucoinの日本人締め出しに対する意見が多くありました。
現時点ではまだ利用ができるという情報もありますが、完全に利用停止するまでに出金して資産を守る方が安全かもしれません。
5. 最新情報
5-1. 日本人取引規制・対処方法
KuCoin is Closing our Services to Traders in Japan
See the official announcement here:https://t.co/KzaJTz4E7L pic.twitter.com/aEmJ4nd5Jb
— KUCOIN (@kucoincom) June 28, 2018
Kucoinの日本人取引規制についての対処法については、以下の2つ。
- 他の取引所に資産を移す
- ハードウェア・ペーパーウォレットに資産を移す
このように、いつでもKucoinの規制が行われても大丈夫なように、安全な場所に資産を移すことが最適な対策と言えるでしょう。

まとめ
Kucoinについてまとめると以下の通りです。
・香港の取引所
・独自の通貨KCSを発行している
・80種類以上の通貨が取引可能
・手数料が安い
・紹介制度があり、報酬がもらえる
・保有しているKCSの割合に応じて配当がもらえる
・中国での法規制の影響を受ける可能性がある
・日本語人の締め出しが行われる
・KCS保有により発生するはずの配当が支払われていない。
Kucoinのこのような情報から、
- 海外の取引所を使ってみたい
- 国外のマイナー通貨を取引したい
- 手数料を安く取引したい
という人にはお勧めできる取引所だと言えるでしょう。
またKucoinを利用する際には、独自の通貨であるKCSを利用することで更なるメリットも期待できます。
しかし、HitbtcやHuobiなどの海外の取引所同様に、日本人の締め出しを行っていることからデメリットも大きいのではないかと思われます。
なので、最悪の状況を想定したリスクヘッジとして、
- 他の取引所に資産を移す
- ハードウェア・ペーパーウォレットに資産を移す
という2つのことを行うように心がけてください。
あくまでも投資は自己責任なので常に新しい情報を取り入れ、安全な取引を心がけましょう。
その他 Q&A
- Q.日本人の取引規制が実施するとアナウンスがあったそうですが、実際どうなの?
- A.日本からのKYCについては受け付けなくなるとのことで、日本人の取扱いの中止時期などについての詳細は検討中とのこと
- Q.イーサリアムの送金が8日も以上も滞っていうという噂を聞いたのですが、Kucoinは信頼できるんでしょうか?
- A.送金は15分で完了できるとのことで、この噂はデマだとの声が上がっています