・プログラミング勉強してみたいって考えているけど、ブロックチェーンエンジニアってどうなんだろう?
・今からでもブロックチェーンエンジニアになれるかな?
今年に入って、ブロックチェーンに対して大きな注目が集まっています。
その技術を自分でも作ってみたいと、「ブロックチェーンエンジニア」なることについて興味を持った方もいらっしゃるでのはないでしょうか?
ブロックチェーンエンジニアとは、ブロックチェーンを応用したサービス・アプリを開発するエンジニアのことです。ここ最近、ブロックチェーンを応用したサービス・アプリを開発しようと、多くの企業が参入していることで、その求人案件も増えています
この記事では、ブロックチェーンエンジニアになるにはどうすればいいか、図解を交えてわかりやすくまとめてみました。この記事を読めば、ブロックチェーンエンジニアへの道がステップごとに理解出来るでしょう。ぜひ、読み進めてみてください。


1.ブロックチェーンエンジニアの現状
1-1.現在、ブロックチェーンエンジニアとして活躍している人
現在、ブロックチェーンエンジニアとして活躍していらっしゃる方は非常に少ないです。実務経験を積み、ブロックチェーンに関する正しい知識を身につけ、さらに暗号技術やセキュリティ等の関連技術を要した、「フルスタックエンジニア」と呼ばれる人が、現在ブロックチェーンエンジニアとして活躍していらっしゃいます。
まだまだ発展途上の技術でもあることから、プログラミングの経験を積んだ方が、日々試行錯誤をして開発を進めているのがブロックチェーンです。


2.今からでもなれるのか?プログラミング初心者でも大丈夫?
このように、ブロックチェーンエンジニアとして活躍するには、ハードルが高い印象ですが、初心者でもなれる道はあります。それがdApps開発です。
2-1.イーサリアム上でのdApps開発なら初心者でも大丈夫!
イーサリアム上のdAppsなら初心者でもブロックチェーンエンジニアとして活躍できる可能性は大いにあります。なぜイーサリアムのdAppsなら大丈夫なのか、詳しく見ていきましょう。
2-2-1.dAppsとは?
dAppsとは、Decentralized Applicationsの略で、「分散型アプリケーション」と表現できます。簡単に言うと、ブロックチェーンを使ったアプリということになります。この意味だと、ブロックチェーンを使った全てのアプリはdAppsと呼べますが、詳しくはコチラの記事を参照してみてください。
2-2-2.イーサリアムとは?

イーサリアム(Ethereum)は仮想通貨の一種です。ビットコインとは違い、「スマートコントラクト」という、送金以外にインターネット上での契約ができることが大きな特徴です。こちらの記事を詳細を記載していますので、気になる方はチェックしてみてください。
参考2018年イーサリアムはどうなる?将来性、特徴、購入方法、価格予想まとめ
2-2-3.なぜdApps開発なら初心者でも大丈夫なのか?
なぜイーサリアム上のdAppsなら、初心者でもできるのか、その理由は以下になります。
- イーサリアム自体に注目が集まっており、イーサリアムを利用したdApps開発が盛んに行われている
- 情報が比較的に多く発信されている
- 初心者でも勉強できる環境が一定揃っている
これらが理由に当たります。では、具体的にどうやったらなれるのか、詳しく説明していきます。


3.具体的にどうやってなるの?
では、具体的にどうやってなるのか説明して行きます。手順としては主に3つの流れになります。
- ブロックチェーンの基礎知識を身につける
- 文法を学ぶ
- 開発環境を整えて、実際に開発する
それぞれ詳しく見て行きましょう。
3-1.①ブロックチェーンに関する基礎知識を身につけよう!
ブロックチェーンエンジニアになるためには、当然ながらブロックチェーンについての基礎知識を身につける必要があります。これナシでは、ブロックチェーンを使ってどんなモノを開発できるか想像もつくことができません。
参考気軽にできる!ブロックチェーンの仕組みが理解できるおすすめ勉強本5選(初心者〜上級者編)
身につける方法としては、本がおすすめです。以下にブロックチェーンを勉強するためのおすすめの本が紹介されています。ぜひ参照してみてください
参考ブロックチェーンとは何?仕組みを簡単に超わかりやすく図解【3分で理解】
3-2.②文法を学ぼう!
イーサリアムでのdApps開発には専用の言語がいくつかあります。その中でも一番流行っているのが、「Solidity」という言語です。この言語は「JavaScript」という初心者でも身につけやすいプログラミング言語と似た言語になっていることから、プログラミング初心者でも比較的学びやすい言語になります。
具体的に学ぶ方法としては、「CryptoZombies」が一番オススメです。これはゾンビを生み出すゲームをしながら、Solidityを学べるサービスです。オンラインで出来るので、ゲームをしながら楽しく気軽に学ぶことが出来ますよ。
3-3.③開発環境を整えよう!
一通りSolidityを学んだところで、次は実際に開発していきましょう。そのためには、開発するための環境を整える必要があります。以下の2つが必要にあります。
- geth
- Remix
それぞれについて、具体的に見ていきましょう。
3-3-1.geth
gethとは、「go ethereum」の略で、イーサリアムを操作するために必要なソフトです。コンソール上で指示を出すことで、イーサリアムを動かします。
具体的な導入方法は、以下の記事を確認してみてください。
参考 プライベート・ネットワークに接続する・Ethereum入門
3-3-2.Remix
Remixとは、Solidityの総合開発環境です。Solidityでコードを書いて、実際に動かすために必要な機能が全て揃っています。
Reximはパソコンにインストールすることもできますが、オンラインでも行うことができ、難しい作業を行う事なく利用することができます。 具体的な導入方法は以下の記事を参照してみてください。


3-4.どうしても不安な場合はオンラインスクールをやってみよう!
一人でやるにはどうしても不安な場合は、オンラインスクールで進めるのがオススメです。ブロックチェーンの基礎知識から実際の開発まで一貫してサポートしてくれます。以下にSolidity での開発のコースを提供しているスクールをご紹介します。
3-4-1.Tech Academy
最初に紹介するのは、Tech Academyです。スマートコントラクトコースというのが、Solidityを使った開発のコースになります。オンラインでいつでも質問することができ、さらに週2回の専門のメンターとのビデオ電話ができるサービスになります。
学習期間も1〜3ヶ月と柔軟に選ぶことができ、さらに初心者向けの「初めてのプログラミングコース」というプログラミング自体が初めての方に向けたコンテンツも受けることができます。 ブロックチェーンの基礎知識からカリキュラムに含まれているので、初心者にかなりオススメのスクールになります。
3-4-2.Tech Boost
もう一つSolidityのオンラインスクールとして、Tech Boostがあります。こちらでは、イノベーティブタームというコースがあり、AI・IoT・ブロックチェーンの3つが用意されています。
初級・中級・上級と分かれ、Solidityの開発はもちろん、ブロックチェーンの基礎知識についてかなり詳しく学ぶことができます。仕組みに加えて、歴史や思想など幅広くブロックチェーンの知識を学ぶことができます。
Tech Boostdでも、メンターが付いており、質問や相談できる環境があります。さらに、受講前の無料カウセリングも実施されているので、不安な方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?


4.ブロックチェーンエンジニアになるためのコツ
ブロックチェーンはまだまだ発展途上の技術です。ブロックチェーンエンジニアになるには、上記だけでは足りません。情報収集するのが非常に重要になります。以下に具体的な方法を記載していきます。
4-1.情報収集に力を入れよう!
4-1-1.Twitter
現状ブロックチェーンエンジニアの情報収集としては、Twitterが一番重要です。理由としては、発展途上の技術だけあり、更新頻度が非常に高いです。したがって、リアルタイムでその情報をチェックできるのは、Twitterが最も適しています。
4-1-2.ブログ
次にオススメなのが、ブログです。まとまった情報を得ることができるので、開発で何か困ったことがあった時は、ブログで確認すると何かヒントを掴むことができます。Twitterと比べて更新頻度は落ちますが、他のブログと比べて更新頻度は高いと考えられます。
4-1-3.オンラインコミュニティ
より詳し情報を得たい場合は、オンラインコミュニティに参加すると良いでしょう。ブロックチェーンに関する専門の方がいらっしゃるので、かなりピンポイントで知りたい情報やネットではなかなか手に入りにくい情報も得ることができます。
コミュニティなので、ブロックチェーンに関する人脈も得られるので、上来ブロックチェーン開発での仕事も得られる可能性も十分にあると思います。
しかし、基本的には有料なので、コミュニティーに入るのは基本的な勉強を済ませてから入るのが良いと思います。
4-1-4.イベントに参加する
イベントに参加することで、ブロックチェーンに関する最新情報が得られます。ブロックチェーンに関して最前線で活躍されている方々のお話を聞くと、開発意欲が高まること間違いなしだと思いますよ!
しかし、イベント開催頻度がまだそこまで高くないのと、ほとんど東京に集中しているので、参加できる機会は限られるのが現状です。しかし、今後さらにブロックチェーンの認識が広まれば、地方でのイベントも行われることは間違い無いでしょう。


まとめ
ブロックチェーンエンジニアになるためのまとめが以下のようになります。
・ブロックチェーンエンジニアは、現状フルスタックエンジニアであることが求められるが、イーサリアムのdApps開発なら初心者でもなれる。
・まだまだ発展途上の技術なので、情報収集を怠らないことがブロックチェーンエンジニアになるための近道。
活用の方法が模索されている技術ですが、逆に今からブロックチェーンエンジニアとして勉強すれば、数年後にはかなり上のポジションを取れることができます。
ブロックチェーンはインターネット以来の革命と言われるほど、そのポテンシャルは計り知れないと言われています。今のうちにブロックチェーンエンジニアになることを目指せば、いつかブロックチェーンが普及したときに、年収1000万以上も夢ではないですよ!

