火曜に台湾で行われているAsia Blockchain Summit (アジア・ブロックチェーン・サミット)でBlockchainのCEO、ジャオ・チャンポン氏(趙長鵬、Changpeng Zhao)が、Binanceでレバレッジ先物取引プラットフォームを数ヶ月後には導入するとの基調演説にて発表した。
この新しい機能で20倍までのレバレッジ取引ができ、ユーザーはビットコインの値段に対して、ショートポジションとロングポジションを持つことができるようになります。
ビットコインデリバティブとレバレッジ取引の市場は明らかに激増を見せています。CCNが発表した通り、仮想デリバティブプラットフォームのBitMEXは1兆ドル(日本円にして約108兆円)の売買高をここ一年で記録しました。Binanceはこの高レバレッジの需要に割り込もうとしています。
.@cz_binance just announced that #Binance will offer futures contracts in his keynote at the @aba_summit! #ABS2019 #Taipei #Futures pic.twitter.com/RXlui8YY0V
— Binance (@binance) July 2, 2019
この発表は取引市場の形勢を一変させるでしょう
2年という短い期間でBinanceは売買高で一番大きい仮想通貨取引所になりました。更に先物取引を導入することで、他の取引所に比べて優位に立つことは確実になるでしょう。BinanceのユーザーはBitcoinのエクスポージャーだけではなく、価格変動にも掛ける事ができるようになる。
20倍のレバレッジ取引を追加することによって、ユーザーは更に利得を増やすことができます。レバレッジ取引の実装は最近発表された信用取引が実装されたあとになる予定です。
この新しい機能の導入により、Bitcoinの取引システムにかなりの流動性を追加することができ、より投資判断力のある投資家たちの気を引くことになるでしょう。ジャオ・チャンポン氏は先物取引プラットフォームはBitcoinから始め、近々テストを開始すると発言しました。
投資家であり、分析者でもあるマーティン・ルーク氏はこのBinanceによる新しい動きはBinanceの権力を取引の世界で広げるだろうと説明した。仮想通貨界の巨人、Binanceは最近先物取引、そして分散型取引をローンチした。Binanceは色んな角度から市場を独占している。
Crypto exchange types:
1/Derivatives: margin, swaps, futures (Bitmex, Bybit, Deribit)
2/Regulated: BTC & major alt focus, fiat on-ramps (Coinbase, Gemini)
3/Unregulated: Alt focus (Binance, Kucoin)
4/DEXBinance adding futures & becoming only exchange to be in every category. https://t.co/Ikp9pwOtyv
— Luke Martin (@VentureCoinist) July 2, 2019
CME(Chicago Mercantile Exchange) のBitcoin先物出来高が過去最高を叩き出している
このタイミングは、ジャオ・チャンポン氏とBinanceにとってこれ以上にないほど絶好の機会であることは間違いないでしょう。
Bitcoin先物出来高が先週CMEにて最高記録を連日出していた。仮想通貨デリバティブプラットフォームを先導しているBitMEXは一日で160億ドル(日本円で約1.7兆円)の取引高を記録した。
Bitcoin先物取引の需要は日々競い合っている。そして仮想通貨取引界を先導しているBinanceによって、この競争の火に油を注ぐであろう。
参照:https://www.ccn.com/crypto/binance-announces-20x-leverage-bitcoin-futures-trading/2019/07/02/