仮想通貨リスク(LSK)とは?イーサリアムを超える次世代のブロックチェーン?!

仮想通貨リスク(LSK)とは?イーサリアムを超える次世代のブロックチェーン?!

分散型アプリケーション構築のためのプラットフォームとして注目されているLiskの特徴と仮想通貨LSK(リスク)の将来性について、イーサリアムからの改善点を含めてその速度・安全性・柔軟性について考察します。

(導入文)
2017年の仮想通貨の高騰で、ビットコイン以外のアルトコインにも多くの注目が集まるようになりました。

現在、未上場のものを含めると2000種類以上の仮想通貨があると言われており、多くの産業分野でも日々新しい暗号通貨が生まれてきています。

その中でも注目を浴びているのが、LISK(リスク)というアルトコインです。

仮想通貨LISK(リスク)の特徴とその将来性についてご説明しましょう。

BITPOINT

LISK(リスク)の基本情報

Lisk(リスク)は2016年に公開された分散型アプリケーション構築のためのプラットフォームです。

その通貨単位はLSKで、発行上限はなく、ブロックチェーン上にスマートコントラクトのプラットフォームを構築することができます。

Lisk(リスク)の本部はスイスにありますが、開発拠点地をドイツのベルリンにおいています。

Lisk(リスク)は現在非常に注目されていますが、他のアルトコインと同様に、非常に値動きに幅のある暗号通貨です。

公式サイト https://lisk.io
ホワイトペーパー https://github.com/slasheks/lisk-whitepaper/blob/development/LiskWhitepaper.md
Explorer https://explorer.lisk.io
Message Board https://blog.lisk.io
Source Code https://github.com/LiskHQ/
Technical Documentation https://lisk.io/documentation/home

Liskとは?

Liskは分散型アプリケーションのプラットフォームで、サイドチェーン上でスマートコントラクトを利用して、安全で高速な取引の処理を実現します。

サイドチェーンを利用して、他分野の複数のブロックチェーンとの間で、仮想通貨や情報のやり取りを、迅速・安全・容易に処理することができます。

また、Liskは比較的使いやすいメジャーな「JavaScript」をプログラミング言語として使用しているため、汎用性が高いのが人気です。

Liskの分散型アプリケーションや承認システム、スマートコントラクトや半減期など、その主な特徴についてみてみましょう。

分散型アプリケーション:DAppsとは?

分散型アプリケーションとは、銀行や企業などの管理者がいなくても稼働するアプリケーションのことです。

非中央集権化されたアプリケーションのことで、英語でDApps(Decentralized Applications)といいます。

銀行の送金システムはもちろんのこと、FacebookやYouTube、LINEやゲームアプリといった、ネット上で動いている多くのアプリケーションには中央管理者が存在し、情報や仕様の管理や変更を行なっています。

DAppsには中央管理者いないため、利用者が分散してデータを管理し、仕様の変更などの意思決定をしながらシステムを維持してゆきます。

中央集権的なアプリケーションでは、管理者による不正問題や意図的な操作、ハッキングによる通貨の流出や攻撃によるシステムダウンなどの問題があります。

Liskの分散型アプリケーションは、従来の中央集権的な仮想通貨のブロックチェーンが抱えていた多くの問題を解決するために作られました。

そして、分散型台帳は、ゼロダウンタイムといって、システムダウンするリスクを限りなく少なくする技術を備えています。

フォージングとは?

Liskでは、2016年5月24日に稼働が始まって以来、101名の代表者がネットワークを保護しています。

ネットワークを保護する代表者には、その報酬としてフォージングが付与されています。

フォージング(foraging )とは、取引を承認するネットワークの保護者に、インセンティブを作り出すシステムです。

Liskでは、従来の取引の承認のためのPow(Proof of Work)によるマイニングは行われず、承認やブロックの生成はPos(Proof of Stake)で行われます。

“Proof”とは取引の正当性を認証する「証明」という意味で、”Work”は参加するノードによる「計算」作業を意味し、”Stake”とは認証に「関与」することを意味します。

すなわち、簡単に表現すると、Powは「コンピューターによる計算の証明」であり、Posはユーザーの「関与の証明」です。

DPoS(Delegated Proof of Stake)とは?

Liskの取引の証明の仕方はPosで、選任された101人の代表者によるDPoS(Delegated Proof of Stake)という認証方式を採用しています。

DPoS(Delegated Proof of Stake)は、選ばれた人が行うため、間接的で民主主義的な承認システムと言えます。

LIskのDPoSでは、仮想通貨LSKの保有者が、自由に立候補者を選んで投票し、PoSで取引承認をおこなう101人の代表者を選出します。

代表者を選出する投票権は、参加者のLSKの保有量に応じて割り当てられています。

投票で選ばれた101人の承認者は、割り当てられた順番に応じて取引を承認してゆきます。

取引の承認を行なった代表者は、報酬として新規に発行されるLSKを受け取ることができます。

公式ブログでも「LSK通貨を持っている人は、誰でもLiskのセキュリティを高めてくれそうな人に投票することがでる」と書かれています。

代表者は最大101人選出することができ、代表になった人はマイニングに当たる報酬を「計算の証明」ではなく、「関与の証明」により手に入れます。

あらかじめ承認者を選ぶことで、Liskは承認に要する時間を短縮し、認証速度を10秒程度に抑えることが可能になっています。

すなわち、このようなマイニング制度が、Forging(フォージング)と呼ばれるもので、代表者を選出することをVoting(ヴォーティング)と呼んでいます。

スマート・コントラクトとは?

スマート・コントラクトとは、中央管理者である人の手を介さずに、ブロックチェーン上で、契約を自動的に執行できる機能です。

ブロックチェーンの最も大きな利点は、データの改ざんがしにくい不可逆性と、中央管理者がいなくても機能する認証システムにあります。

スマート・コントラクトでは、ブロックチェーン上で、契約の内容と執行する条件を事前にプログラムすることで、執行条件が満たされると自動的に契約が実行される仕組みが可能になります。

既にネットの為替の指値取引でも、「いくらになったら売る・買う」という設定をして、為替差益をあげている人も多いでしょう。

この条件設定には、現実の社会で見られる、契約条件を左右するあらゆる要素が含まれます。

例えば「明日晴れたら、〇〇に△△を送金する」という内容を、銀行や仲介者を通さずに自動で執行することができます。

仮想通貨のビットコインでは、契約の条件が満たされているかの承認作業をマイナーが行いますが、スマート・コントラクトでは、自動的に状況を判断して承認作業することが可能です。

このように、仲介する者を介さないことで、取引の処理や送金速度を向上させ、管理者の不正を防止しながら、処理に要するコストを削減することができます。

サイドチェーンとは?

イーサリアムでは、メインのブロックチェーン上でDAppsを構築しますが、Liskでは、ユーザーはサイドチェーンでDAppsを構築することができます。

サイトチェーンでDAppsを構築するメリットは、取引処理能力の向上とセキュリティの強化、そして、さまざまなアプリを作れる柔軟性にあります。

取引の細かい内容はサイドチェーンに記載して処理し、その結果をメインチェーンに反映させます。

メインのブロックチェーンだけでシステムやプログラムを動かすよりも、サイドチェーンを利用することで、並行処理が可能なため、処理能力が向上します。

すなわち、メインチェーンだけで処理するよりも、取引処理能力と処理速度をあげて、スケーラビリティ(送金詰まり)の問題を軽減することができます。

また、DAppsにハッキングを受けたなどの重大なトラブルが発生した場合は、開発者は攻撃を受けたサイドチェーンを切り離すことができます。

メインチェーンまで被害を及ぼすのを防ぐ他、トラブルが起きる前の正常な状態に戻してシステムを修復することができ、セキュリティーが強化されます。

また、従来の分散型プロジェクトでは、新しい機能を追加したり改善したりするには、プロジェクトに参加しているメンバーの合意が必要です。

コミュニティの合意を得るのに時間がかかりますが、サイドチェーンに構築するDAppsでは、メインチェーンの仕様変更でないために自由な仕様変更が可能です。

ユーザーは目的にあった新規機能を、低リスクで迅速にアプリケーションに実装させ、DAppsで追加構築できる柔軟性が大きなメリットです。

半減期の設定とは?

Liskやイーサリアムでは、通貨の発行上限は設定されていないためインフレを起こすのではないかとの懸念があります。

そこでLiskでは、新規発行量が減少する、「半減期」というものが設定されています。

Lisk公開のICOでは、1億LSKが配布され、毎年コインの発行数が増加するため、当初はインフレ通過と呼ばれていました。

新たなブロックができるごとに、報酬として支払われる5LISKが追加されますが、300万ブロックに到達するごとに1LSKずつ減少し、最終的に1ブロックあたり1LSKになるよう設計されています。

つまり、Liskでは、供給量を調整するために、取引データのブロックが300万個になると、自動的に新規発行枚数が減ります。

インフレを抑えるために、当初の5LSKの報酬は徐々に減らされ、2021年には1LSKとなり、それ以降は一定に1LSKで保たれるよう設定されています。

他の通貨のように流通量に上限がありませんが、発行ペースを一定に保ち、15年目には1.74%のインフレ率になると予測されています。

半減期で供給量を減らして通貨の暴落を抑える仕組みでは、半減期は認証の報酬が減少するため、LISKが高騰しやすいと予想できます。

そのため、Liskの公式ホームページでは、半減期までのカウントダウンが表示されるなど、ユーザーへのLISKのアピールを行っています。

LISKはどのように生まれたか

LISKの創始者の1人であるKordek氏は、プロジェクトの開発に常に前向きで、コミュニティに対する誠実な姿勢にも定評があります。

ユーザーの声に耳を傾けその要望を開発へ反映させていく姿勢から、仮想通貨LISKの長期的な成長に対する期待が高まります。

Liskの開発者や設立に至った経緯、LISKの価格の推移についてみてみましょう。

Liskの創始者Max KordekとOliver Beddows氏

仮想通貨LISKは、Max KordekとOliver Beddows氏の2人の力で創設されました。

Max Kordekは1991年生まれのドイツのアーヘン出身で、アーヘン工科大学で学びます。

BitcoinとLitecoinのマイニングで仮想通貨に興味を持ち、大学を中退してCrypti社に入社します。

Max KordekはCryptiでホワイトペーパーの立案の仕事に携わります。

そこで、技術者のOliver Beddowsに出会い、ブロックチェーンの開発で意気投合します。

その後、Max KordekとOliver Beddowsは、Crypti社のプロジェクトから離脱し、彼らの独自のブロックチェーンプロジェクトを立ち上げます。

LISKの開発組織:The Lisk Foundation

このようにして、仮想通貨LISKは、Max KordekとOliver Beddowsによって、仮想通貨Cryptiからハードフォークして作られました。

権利関係の問題では、最終的にはCrypti社と友好的なハードフォークという形で仮想通貨LISKは誕生しています。

彼らが離脱した後、仮想通貨Cryptiの開発は、現在でもほぼ止まった状態にあるようです。

財団の『The Lisk Foundation』が開発組織としてスイスに設立され、仮想通貨LISKは、ICOで約6億円を調達したことで大きな注目を浴びました。

Max Kordek氏とOliver Beddows氏の現在

Max Kordekは主にビジネスを担当し、Oliver Beddowsは技術関係を担当しています。

Oliver Beddowsは、また、Lightcurveというブロックチェーン関連企業でディレクターもしており、LISKの開発に現在も取り組んでいます。

『The Lisk Foundation』の本社はスイスのツークですが、Max Kordekはベルリンに、Oliver Beddowsはイギリスに生活拠点を持っているようです。

LISKの価格推移

2016年3月に行われたICOでは、マイクロソフトのAzureがパートナーシップ契約を結び、19億円分のビットコインを出資したことで話題になりました。

2016年5月24日にネットワークが稼働し、リリース数日後には1LSK=56円でした。

2017年5月には1LSK=10円だったところ、2017年の仮想通貨ブームで価格は約430円まで急騰します。

8月にはインドの大手仮想通貨取引所『BitBay India』に上場され、約760円を記録しています。

11月のベルリンでのミートアップで開発の期待はさらに高まり、12月には約2,700円に急騰します。

2018年に入りビットフライヤー上場された後、1月末には高値を更新し約3,800円を記録しています。

参考記事:https://hajimete-tousi.com/archives/149/

その後、他の仮想通貨と同様に仮想通貨バブル期後の価格の暴落を経て、現在また持ち直しています。

なお、Liskの再開発(リブランディング)は、2018年2月に発表され、8月に「Lisk Core 1.0」がリリースされています。

LISKの将来性

Lisk(リスク)は、2018年のリローンチでさらなる改良が加えられ、熱心なコミュニティも存在しており、さまざまなイベントを展開しています。

Liskは今後も定期的にリブランディング(ブランドの再構築)をしていく可能性のある、将来性のあるブロックチェーンです。

また、マイクロソフト社のようなグローバル企業が多く提携していることから、LISKの安定した成長に多くの期待が寄せられています。

公式ホームページのブログには、Lisk開発チームのプロジェクトに対する真摯な姿勢が反映されており、信頼性の高いプロジェクトとして認識されています。

イーサリアムとLiskの比較と将来性

イーサリアムは現在ビットコインに次ぐメジャーな暗号通貨ですが、ハッキングにおける安全性に問題があり、抜本的改善にはハードフォークが必要です。

Liskは分散型で管理者がコントロールできるため、ハッキングなどの問題があっても、迅速に対応できるという強みがあります。

また、Liskはイーサリアムと比較して、サイドチェーンでのDAppsの構築が可能な点が、ユーザーに高く評価されています。

イーサリアムの送金時間が約15秒に対して、Liskでは送金時間を約10秒に短縮しています。

その他のイーサリアムからの改善点では、JavaScriptを活用しているためにプログラマーが開発しやすいこと、インフレ調整に半減期が設定されていることなどが挙げられます。

JavaScriptの使用

イーサリアムでは、開発組織が独自に開発した、Solidity(ソリディティ)というプログラミング言語が使われています。

そのため、イーサリアムでDAppsを開発するには、まずSolidityを学ばなければなりません。

Liskではプログラミング言語に、エンジニアに最も普及しているJavaScriptを採用しています。

エンジニアやプログラマーは、既に持っているプログラミング言語の知識を使ってLiskでアプリが作れることになります。

すなわちJavaScriptの採用で、イーサリアムよりもLiskの方が開発に参加しやすく、Liskを使ってDAppsを構築しやすいというメリットがあります。

LISKの問題点

Liskは「簡単」という語源から来ていますが、その響きから「危機」を思い浮かべる人も多いようです。

Liskの再開発(リブランディング)が2018年2月に発表された時、Liskの名称が「Risk:危機」をイメージするため、通貨名の変更が噂されていました。

しかし、8月にリリースされた新ブランド「Lisk Core 1.0」では、名称の変更はなく、ホームページやロゴのみにとどまったことにユーザーの不満もあったようです。

今後も、サイドチェーンを利用した同様の優れた仮想通貨は出てくると予想されます。

LISKの将来性は、今後どれだけイーサリアムや競合通貨に対して、特異性、優位性をアピールすることができるかにあります。

LISKの口コミ

LISKの口コミのサイトは下記となります。

Twitter:
https://twitter.com/search?q=LISK&src=typd

【みんなの評判】Liskの評判(LSK/リスク)【仮想通貨】

『Liskは
綴り(Risk)こそ違えど、
国内取引所でも購入可能な
メジャーアルトコインにも関わらず、
海外取引所のマイナーコインにも劣らない
乱高下の激しい通貨として
現在も
その独特な魅力を放ち続けます。』

LISKが購入できる取引所

国内でLISKを取り扱っている仮想通貨取引所は、bitFlyer(ビットフライヤー)です。

ビットフライヤーは初心者にも使いやすいですが、LISKは、販売所形式での取り扱いになります。

販売所形式ですので割高にはなりますが、好きなタイミングで即時売買が可能です。

また、bitFlyerでは、他のメジャーな各種通貨の取り扱いもあり、仮想通貨を始めた人にも分かりやすいインターフェースになっています。

取り扱い通貨は、ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、モナコインなどです。

また、LISKは多くの世界の取引所で取り扱いがされています。

Cryptocurrency Market Capitalizations

海外では、中国のBINANCEや、日本語にも対応しているHuobiなど、日本でも馴染みのある取引所でLISKの取り扱いがあります。

仮想通貨LISKのまとめ

仮想通貨LISKはまだ新しい通貨で取引量も少ないですが、イーサリアムよりも優れた下記の要素があり、将来性が期待されている仮想通貨です。

タイトル

  • マイクロソフト社とパートナーシップを結び、その他大手グローバル企業と提携しているため、今後の値上がりが期待できる
  • 取引の認証の仕方はマイニングではなくDPoSに基づき、民主的に選ばれた101名の代表者がブロックの承認を行う、フォージングが採用されている
  • Liskは、分散型プラットフォームで、スマートコントラクトを実装しており、中央管理者に依存しないで自動契約を執行することができる
  • イーサリアリアムのプログラミング言語のSolidityに、対応できないプログラマーのニーズを捉えており、Liskの汎用性が高いのが魅力
  • プログラミング言語にJavaScriptを採用しているため、アプリケーションを作成しやすいのが強みで、企業と連携して展開されている
  • メインチェーンではなく、サイドチェーンでDAppsを構築できるため、高速でセキュリティーの高い高速処理が可能
  • 通貨発行に上限がないためのインフレの懸念を、半減期の設定で通貨量を調整し、将来的にインフレ率を一定にする仕組みが取られている
  • そして、Liskは、2018年のリローンチでさらなる改良が加えられ、開発チームへの信頼性も高いプロジェクトとして認識されています。

LISKには熱心なコミュニティも存在しており、一般のプログラマーによるアプリケーションの構築も可能で、今後が期待される仮想通貨の一つです。